富士スピードウェイ、筑波サーキット、モビリティリゾートもてぎ等、各地のサーキットで2023年もお仕事をさせていただきました。
もともとは2019年の年の瀬も近い頃、富士山の麓にある「富士ヶ嶺オフロード」でのケータリングが始まりでした。
MAZDA車関連を主に、イベント関係の仕事をされているアルテックスさんからのご依頼で60人分の食事を用意してほしいとの内容です。この時点ではすでにCMやミュージックビデオ等の撮影現場などへのケータリングによく行っていましたし、日向坂46の現場では200人分を提供していたので、現場への移動が高速も使って約2時間という以外は楽勝な案件。
しかし、よくよく話を聞いてみると…
・昼60食を連続4日間
・そのうち半数は同じ人なので飽きないよう日替わり
・SUV系の車の試乗会なのでアウトドア感を出す
・ジャーナリストや、評論家、メディアを対象の試乗会としてのおもてなし感
・お肉がダメな場合もあるので工夫して
実はこれ、かなりの難題です。。。
時間だけを考えても通常1食(1回)の場合でも、買出しや事前仕込みに3〜4時間、現場での準備に2時間、提供時間2〜3時間、片付け撤収作業で1時間、これだけでも7〜9時間かかり、そこに往復時間約4時間をたすと…
どうやって難題を解決したかはここでは割愛しますが、結果、皆さんに喜んでもらいながらやる事ができました。
これをきっかけに、アルテックスさんやMAZDAさんのお仕事をさせていただけるようになりました。
コロナ禍の2020年11月
YouTubeチャンネルでアルテックスの三熊社長さんとプロレーサーの対談をバーベキューしながらのシチュエーションで行いたいので東京有明のバーベキュー場にサポートに来てくれないかとのご依頼がありました。
レースに疎い自分は、その時、誰かもよく分からないままだったのですが、それが寺田陽次郎さんとの出会いとなりました。
寺田さんは別名「ミスター・ルマン」とも呼ばれ、フランスのルマン24時間耐久レースには最多出場のうえ、優勝経験もあるレース界のレジェンドです。東日本大震災で被災された子ども達をルマンに招待をするなど被災地支援も行い人望も厚い方です。
現在はそのルマン耐久レース主催団体の理事もされ、今年はフランスから受勲もされた、普通には知り合うことのできない方でした。
その方に「バーベキューの師匠」とまで呼んでいただき、それ以来のご縁となりました。
と、前置きが長くなりましたが、寺田陽次郎さんが講師をされるドライビングアカデミーでの昼食を担当させていただくことになりました。
アルテックスの三熊さんも、寺田さんも、MAZDAとはご縁の深い方という事があり、MAZDAさんや、レース・サーキット関係のお仕事が増えたという次第です。
さて、今年もその寺田さんのドライビングアカデミーに4月〜10月にかけお邪魔させていただきました。主には関東マツダの社員さんを対象とした講習で、毎回50〜70名が参加しています。
寺田さんは食へのこだわりがあって「ちゃんとしたものを美味しく食べないとダメ!」とおっしゃいます。そのお言葉をプレッシャーに感じつつ、いつも頑張らせていただいています💦
いつもの定番メニューのメインは、現場でBBQ グリルで焼き上げる【イチボのステーキ】です。メインは変わらないのでスープとデザートは季節感を出しながら毎回変えるようにしています。
当日が暑そうなら【契約農家産のとうもろこしと八ヶ岳牛乳で作る冷製コーンスープ】や、【信州産のトマトをたっぷり使ったガスパチョ】秋でも暑そうな時には【地元産のカボチャと八ヶ岳牛乳で作る、カボチャの冷製ポタージュ(寒くなりそうなら温製で)】寒そうな日は【信州産きのこ6種類と、鶏胸肉、八ヶ岳牛乳のチャウダー】ルウは使わず小麦粉とバターから作っています。寺田さんのおかげでスープのレパートリーが増えました😅
ぜひまた来年もよろしくお願いいたします!