世界金賞作品を支えた、氷点下のロケケータリング。箱に詰めない『火』の力。

雪のロケ現場で火を熾していた冬

昨年冬から春にかけて、雪山でのロケ現場ケータリングを担当させていただく機会がありました。

標高の高い山間部。
雪の積もる林道。
早朝からの仕込みと積み込み。
そして、凍えるような寒さの中で火を熾し、温かい料理を現場へ届ける日々でした。

真冬の林道沿いのロケ現場

時には雪降る中での設営、
時には雪かきから始まる朝もありましたが、
「現場を止めない」
その一心で、スタッフ一同走り続けた日々だったように思います。

実はこの冬、
長年使ってきた初代キッチンカーが限界を迎え、
雪中現場への対応を機に、
急遽4WDの2代目キッチンカーへ乗り換えることになりました。

エンジンのオーバーホールも視野に入る状態でしたが、
「現場を止めない」ことを最優先に、
タイミング的にはかなり思い切った決断だったように思います。

どんな悪路、どんな豪雪地帯であっても、温かい食事を届けるために、
そしてMAZDA関連の現場も多いことから、
ご縁も感じつつ、苦労して探したMAZDAタイタン4WD。

今では雪道の現場を支えてくれる、
頼もしい相棒になっています。

ロケケータリングは、単に食事を提供する仕事ではなく、
長時間続く撮影現場の空気やリズムを支える仕事でもあります。

冷え切った身体に温かいスープを届けること。
限られた時間の中で、できるだけ美味しい状態で料理を提供すること。
慌ただしい現場の中で、少しでもホッとできる時間を作ること。

派手ではありませんが、
そんな積み重ねが作品づくりの一部になっているのだと思っています。

雪の中にテント設営

先日、その際に関わらせていただいた作品が、
World Media Festivalにて金賞を受賞されたとの知らせをいただきました。

私たちは作品制作そのものに携わっているわけではありませんが、
過酷な環境の中で現場を支える一員として関わらせていただけたこと、
そして、その作品が高く評価されたことを、とても嬉しく感じています。

雪の中で火を熾していた日々が、
少し報われたような気持ちになりました。

I’S BASECAMPでは、
出張グルメBBQやロケケータリングなど、
「火」と「食」を通じて、様々な現場を支える仕事を行っています。

これからも、
どんな環境でも、
その場に必要とされる“温度”を届けられる存在でありたいと思います。

諏訪での撮影終盤には、ロケクルーの皆さんが諏訪湖BBQマリーナで打ち上げをしてくださいました!

スタッフが諏訪湖BBQマリーナで打上げ

予算だけではなく、
現場の士気や作品の質を大切にされる皆様の現場へ、
これからも“火”を灯しに伺えればと思います。