ブライダルプロデュースって?

プロデュース(プランニング)はカップルによってご要望もお手伝いする内容も違い、カップルの数だけそれぞれに異なりますので、商品カタログや会場パンフレットのようにご覧いただくことができません。
私たちができることは、おふたりの漠然とした想いやご希望を具現化しながら、私たちのエッセンスを加えておふたりのウエディングをひとつのカタチにしていくことです。
ウエディングをお料理にたとえてお話ししましょう。
材料となる素材、例えばお肉があります。しかしそれは、種類、部類、育て方、産地などによって味も形も違います。まずはそれが何かを見極め、焼く、煮る、蒸す、揚げる、それともそのままが良いのか?と、素材の良さを生かす調理方法と、素材を引き立たせる味付けをします。そのようにしてできたお料理の大きさや雰囲気に合ったお皿に盛り付け、付け合わせを添えたり、デコレーションをしてできあがりです。そして、その素材を生かしセンスよく盛られたお料理をお客様に楽しんでいただくのです。
素材は、おふたりとおふたりの想い。調理方法はハウツーやノウハウ、アイデア。お皿が会場。付け合わせやデコレーションが装花や、衣裳、印刷物などのウエディングアイテム。できあがったものを楽しんでいただくのがお客様であるその日のゲストです。そして、素材を生かしながら腕と知識を振るってそれを調理するシェフがウエディングプランナーです。なんとなく分かりましたか?
ところが、お皿である会場から決めてしまう方が多いんです。もちろん会場にもプランナーさんがいます。この方の存在も大切ですが、その方は決まったお皿に決められた盛り付けが上手にできる方なのです。おふたりの希望を聞いて違うお皿、つまり他の会場を薦めてくれたりはなかなかしませんよね?
私たちの場合は違います。会場に縛られない自由な立場にいるプランナーだからです。だからといってすべての会場をお薦めできるわけでもありません。

なぜなら、ウエディングを積極的にやっていても、おふたりの希望を受け入れてくれる土壌のある会場とそうでない会場があるからです。また、いまだにプロデュースを拒む会場すらあります。

逆に普段ウエディングをやっていなくてもお薦めしたい魅力的な会場があります。ホテルやレストランであればパーティーや会食などのお客様はあたりまえにあります。大なり小なりまとまった人数の、会場と飲食とそのサービスをまかなうことはできるのです。ただ、ウエディングに関するノウハウと人材に乏しいだけなのです。しかし、こういった会場の方が希望を良く聞き入れてくれる場合が多かったり自由度が高かったりもします。人材やノウハウ不足を心配することもありません。私たちがいますから。
話が少し横道にそれてしまいましたがブライダルプロデュースの内容が分かっていただけましたでしょうか?